駒ヶ根市にある天台宗の別格本山の寺、光前寺(こうぜんじ)。
厄除け・災難除け・心願成就のご利益があるとされ、伝説上の動物・狒々(ヒヒ)を退治した「霊犬早太郎」の説話と、国の名勝に指定される庭園で知られています。
近年はパワースポットとしても注目され、訪れるだけで疲れがいつの間に消えてしまうといわれます。
○ 光前寺(こうぜんじ)
光前寺は、平安時代の860年、不動明王を御本尊として本聖上人が開基した天台宗のお寺です。
中世には武田家、近世には徳川家の保護を受け、両家の祈願所として信仰を集めてきました。
県宝の三重塔、室町時代築で国の重要文化財に指定される弁天堂など、境内の杉林の中には数多くの建築物があります。
絶滅危惧種の光苔(ひかりごけ)が見られる
参道途中の石垣には、国の絶滅危惧種にも指定されている光苔(ひかりごけ)が自生。
石のすき間をのぞくと、緑色の光を放つ苔を観察することができます。
○ 注目のパワースポット
経蔵の東側にある三本杉はパワースポットとして、特に注目の場所です。樹齢700年とも伝えられる巨木が、神々しさを感じさせてくれます。
4月中旬に開花する枝垂桜はライトアップも実施。
毎年4月29日には、『春の例大祭』(稚児行列)が執り行なわれています。
アニメ「ゆるきゃん」で話題になった早太郎のおみくじも。
光前寺へのアクセス
最寄り駅のJR飯田線・駒ヶ根駅からは車で約10分。
参拝には、タクシーのご利用が便利です。