日本のタクシー、今年100周年を迎えます。

記念ワッペンを胸につけて

1912年(大正元年)8月5日に、日本で初めてタクシーが登場しました。
東京の数寄屋橋の近く(現在の有楽町マリオンの地点)に7月10日「タクシー自動車株式会社」という会社が設立され、8月5日から、T型フォード6台で営業をスタートしました。

この年は、タイタニック号が沈没し、日本が初めてオリンピックに出場した年でもあります。
このとき、国内人口5200万人、国内自動車保有台数は512台と言われています。

人口10万人に車1台の割合です。とても貴重なものだったのでしょう。
初乗り料金は、最初の1マイルまでが60銭、あとは1/2マイルにつき10銭でした。
当時、国鉄の山手線一区間が5銭だったので、かなり高価な乗り物となります。

以来、皆様のご理解とご支持のもと日本のタクシーは今年100周年を迎えました。
タクシー乗務員は100周年の記念ワッペンを胸につけて、業務に勤めています。